保育士待遇の改善を呼びかけるデモが行われたんだと。 確かに保育士の待遇は、他業種に比べて低いと思うけど、現役保育士によるデモではなく、保育士を目指す高校生によるデモなんだって。 保育士になる前に、保育士になった後のことを心配するなんて、本末転倒のような気もするけど、まぁ、待遇が悪ければそれを目指す人も減るだろうから、いい分は分からないでもない。 オイラもこの件についてはよくわからないことばかりだったので、ちょっと調べてみた。 【 保育士の待遇って悪い? 】 まず、彼らのいう 「保育士の待遇」 について調べてみた。 保育士の平均年収は、317万円 とのこと。 対して、サラリーマンの平均年収はは、415万円 だから、だいぶ差があるよね。 これだけある差は、政府も当然理解していて、子供・子育て支援の一環で、保育士処遇改善のために予算が組まれているみたい。 この中で、保育士の待遇については、公定価格によって改善が計られているよ。 だから、現時点で保育士の待遇が他と比べて低くても、保育士をなめているわけではない。 【 待機児童問題の原因ってなんなの? 】 彼らがデモに踏み切ったのは、「保育園落ちた~」 というブログ投稿が話題になったから。 待機児童が多いのは、保育士が少なく、新たに保育園が開業できないことや、受け入れが難しいなどが原因。待機児童の数が、40万人とも言われている現状では、深刻な問題だよね。 因みに、厚労省の発表では、平成29年までに、7万人もの保育士が不足すると言われており、保育士の確保が急務になってるようだ。 【 保育士が少ない原因ってなに? 】 保育士が少ない原因ってなんだろね? その理由は・・・ 「賃金が希望と合わない」 「責任の重さ・事故への不安」 この辺の理由が多いみたい。 まぁ、子供って、突拍子もないことをするから、後者なんかよくわかるよね。それに、賃金も低いとなれば、保育士じゃなくて他の職業選ぶってもんだわ。 しかし、一方で、保育士の受験者数を調べてみると、増加傾向にあるみたいだよ。 今後は、保育士の数を確保するために、何ができるか?ってことが問題だね。 【 保育士確保のために、直ぐにできること 】 保育士不足には、試験が年に1度なので、数が増えにくいという側面があるよ。 保育士は国家資格なので、どれだけ需要があっても、簡単に合格率を上げたりできない。合格率は 15%~20% くらいだから、需要にみあった供給はできないよね。 なので、試験を年2回に増やそうという試みも始まっているよ。 それは、教育特区限定の試みだけど、上手くいけば、申請自治体も増えることだろう。 賃金など、直接予算に関係する部分は、なかなか直ぐに改善できないけど、試験回数を増やすことで、保育士不足を解消することはできるよね。